薬物療法と、1日2L以上の水分摂取や適度な運動などの生活習慣指導で結石が自然に出るのを待ちます。 痛みを和らげる鎮痛剤、尿管の痙攣を鎮める鎮痙剤、尿管を広げる排石促進剤、尿を出しやすくするα遮断薬などを使いますが、結石排出のためには尿量を増やす積極的な水分摂取や適度な運動も重要です。
尿路結石 どうする?
尿管結石の治療方法は、手術療法と保存療法に分かれます。 結石が小さく、尿が流れている場合は、基本的に保存療法が適応になります。 保存療法では、お薬の服用と積極的な水分摂取で、結石の自然排出を促します。 保存療法が適応になった場合は、排出された結石を見逃さないように、尿をよく観察します。
尿管結石の原因は?
尿路結石の原因は、食生活(高カロリー・高脂肪)や水分・運動不足など生活習慣に起因するもののほかに、内分泌疾患、代謝異常など複数の要因が関わっていることが多いと言われます。 また、遺伝的な要因で起こることもありますので、ご家族で罹患した方がいないかチェックしておくことも必要です。
尿路結石の出し方は?
・結石を自然に出す方法結石がそれほど大きくなければ、鎮痛薬・溶解薬・排石促進薬などによって、基本的に、約1ヶ月かけて自然に結石を出します。 自然に結石が出ない場合は、手術で除去する方法に変更します。
尿管結石の検査方法は?
尿路結石症の診断にはレントゲン検査、エコー検査、尿検査、採血検査の基本的な検査に加えて、必要時にCT検査、腎盂造影検査を組み合わせて診断します。 また、尿路結石症に感染を伴う場合には尿培養検査を、尿路のガンを疑う際には尿細胞診検査を追加します。