慢性膵炎を発症すると、腹痛の発作が5~10年にわたり繰り返し起こります※2。 その間に膵臓の中では炎症が進行し、消化酵素やインスリンなどのホルモンのはたらきがだんだん弱くなっていきます。 その後は、腹痛は弱まる、あるいはなくなり、今度は食べ物がうまく消化できなくなったり、糖尿病を発症したりするようになってきます。
慢性膵炎が進行するとどうなる?
慢性膵炎が進行すると、次第に膵臓の機能が低下し(移行期)、さらに進行すると、膵臓の機能は著しく低下し(非代償期)、消化不良をともなう下痢や体重減少、糖尿病の発症や悪化が生じます。 慢性膵炎の治療は、禁酒、禁煙を行い、腹痛に対しては鎮痛剤や蛋白分解酵素阻害薬を使用します。
慢性膵炎は治りますか?
慢性膵炎は、膵臓の細胞が線維組織に置き換わる病気で、徐々に進行してゆき基本的には治ることはありません。 そのため、慢性膵炎をわるくする要因をできるだけ少なくして進行しないように気をつけることが大切です。 慢性膵炎では初期の段階からお腹や背中の痛みが出現することが多いです。 経過のなかではこの痛みが一番つらい症状です。
慢性膵炎 どんな痛み?
痛みの程度は、強いものからごく弱いものまでさまざまで、慢性膵炎の急性期には急性膵炎と同じようにみぞおちを中心に非常に強い痛みが起こります。 痛みは 臍 へそ の左右や背中にも及びます。 これは、膵臓が胃の裏側にあるためです。 そして、吐き気や 嘔吐 おうと も伴います。
慢性膵炎は血液検査でわかりますか?
血液検査は慢性膵炎の診断では急性膵炎の場合ほど有用ではありませんが、アミラーゼとリパーゼ(膵臓で産生される2つの酵素)の濃度上昇が示されることがあります。 血糖値が上昇していることがあり、血糖値の確認のためにも血液検査を行うことができます。
