慢性膵炎が進行し、膵臓のはたらきが低下すると食べ物を消化する力が低下します。 とくに脂肪の消化吸収がわるくなりやすく、その場合には生きていくのに必要な必須脂肪酸や脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収もわるくなります。 そのため、慢性膵炎の食事療法では、病状に応じて消化酵素薬を十分量服用することが大切です。
膵臓 脂質制限 なぜ?
膵臓は「リパーゼ」という脂質を消化する消化酵素を分泌します。 そのため、脂肪分が多い食事を摂ると膵臓が頑張って消化酵素を分泌しなくてはいけません。 慢性膵炎では脂肪便(便器に油が浮くような便)がみられることがあります。 これは消化酵素の分泌能が低下し、脂質の消化不良により現れる症状です。
慢性膵炎 脂肪便 なぜ?
慢性膵炎は進行すると、痛み以外の症状も出てきます。 まず膵臓で分泌されている消化酵素の量が減り、消化する力が弱まり、やがて下痢や脂肪便(便器の中に油が浮くような便)がみられるようになります。 栄養を十分に吸収できなくなることで、しばしば体重減少もみられます。
脂質コントロール食 なぜ?
脂質の多い食品や卵などの食品を制限し、胆のう、胆管の収縮を起こさないようにして発作を予防したり、膵液分泌の刺激を抑えます。 コレステロールを多く含む食品はコレステロール結石を生成しやすいので注意が必要となります。
膵炎 なぜ大量輸液?
膵炎の炎症が全身に及ぶことで、全身の血管内を循環する水分の減少(血管透過性亢進による血管内脱水)を生じ、ひいては臓器障害を来たします。 そのため尿量などを確認しながら、大量の点滴を行います。
