それではなぜ、「つくり育てる漁業」が必要なのでしょうか? 漁業は自然の再生産力に依存した産業です。 しかし、自然の再生産力だけに頼っていては、安定的に魚を獲ることはできません。 毎年同じくらいの魚を獲るために、「つくり育てる漁業」は必要なのです。
栽培漁業 放流 なぜ?
魚を育てて増やし、豊かな海づくりに貢献 近年、魚を取り過ぎる、海の環境汚染が進むといった理由で、十分な魚や貝が取れなくなっています。 そのため、種苗生産技師が魚や貝を他の生き物に食べられにくくなる大きさまで育てて、海へ放流したり、欲しい地域に提供したりすることで、魚や貝の数を増やしているのです。
育てる漁業のメリットは?
そこで、栽培漁業では魚や貝の死にやすい期間を人間が保護しながら飼育して、自然の海に放流することで、水産資源を積極的に増やしていこうとしています。 さらに、放流された魚や貝がやがて成長し、天然海で産卵する事により資源が増加することも期待されます。
育てる漁業の課題は?
魚介類が生まれてから子孫を残し死亡するまでの生活史をはっきりとさせ、生活史のどの段階で人為的な力を加えてやれば生産を向上できるかを考えることが栽培漁業の大きな課題の一つです。
養殖漁業の問題点は?
養殖場から出る排水や廃棄物が、赤潮や青潮の発生要因になり環境汚染を引き起こし、土地や河川、海の環境を変えてしまうことがあるのです。 また、海外から持ち込まれて養殖されていた魚などが、養殖場から逃げて外来種となり、野生種と交配して遺伝子を汚染したり、病害虫をばらまいてしまうこともあります。
