血液中のリンが過剰になると、リンがカルシウムと結合して血管の壁に 沈着する「血管石灰化」が徐々に進みます。 石灰化により、血管は狭くなったり、硬くなったりしていきます。 そのため、さまざまな病気の原因となります。 また、血液の流れが悪く なるためシャントにも影響します。
リンが高いとどうなりますか?
「高リン血症」になると、血液中のリンの影響によって副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。 それによって、骨のカルシウムが血液中へと溶け出し、骨がもろくなって骨折しやすくなります。 また、過剰なリンと骨から出てきたカルシウムが結合して、血管の壁に沈着する「血管石灰化」も進みます。
透析患者のリンが高いとどうなる?
リンの腎臓での排泄障害、過剰摂取や透析不足、経口リン降下薬の飲み忘れなどにより高リン血症が生じます。 高リン血症はカルシウムとリンとが結合し骨以外の様々な組織に沈着する、異所性石灰化を引き起こします。 血管に沈着すると動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こし、関節ですと関節炎、皮膚だとかゆみの原因になったりします。
リンを多くとるとどうなる?
リンの過剰摂取の影響 特に腎機能に障害がある場合は、尿へのリンの排出量が減るために、血液中のリン濃度が増加するので、注意が必要です。 また副甲状腺機能が低下して副甲状腺ホルモンの分泌が低下したり、成長ホルモンの分泌が亢進したり、ビタミンDが過剰に存在することによっても、リンの濃度は増加します。
PTH 高いとどうなる?
症状 PTHの過剰な分泌は、骨から血液中へのCa吸収を引き起こし、骨がもろくなる「線維性骨炎」となり、骨痛や骨変形・病的骨折などの原因となります。 また、血液中のCa濃度が高くなると、さまざまな場所へCa沈着(異所性石灰化)し、動脈硬化や弁膜症・関節炎などを引き起こします。
