東北地方には大量の雪が降り、山間部から流れ出る水は清浄でミネラル分が多いという特徴があります。 米作りに必要な水の条件を両方しっかり備えているのが、東北地方の水なのです。 東北地方は工業地帯などが少なく、広い平野を確保しやすかったことに加えて、豊かな山々と川が作る肥沃な大地を持っています。
なぜ米といえば新潟なのか?
日本海側にあって、山と川に恵まれている新潟県は、米の産地で有名です。 日本一長い信濃川をはじめ、たくさんの川が肥えた土と豊かな水を運んでくるため、下流には豊かな平野が広がっています。 この自然が米づくりの条件に合っていたため、米づくりがさかんに行われるようになったのです。
東北地方米 何分の何?
東北地方は全国の約( ① )分の1の米を生産している。 1970年代、食生活の変化にともなって、政府は米の生産 量を減らす( ② )政策を始めた。 しかし、東北地方などの米の産地では、他の作物への転 作をおこなう一方で、品質を重視したコシヒカリやあきたこま ちなどの( ③ )を生産するようになった。
お米は、どんなところで育つ?
平均気温25度前後が適しているといわれています。 また、昼と夜の気温差が大きいと甘みのある美味しいお米が育ちます。 広い平地では大型機械を使える四角い田んぼを作りやすくなります。 また雪の多い地域では、雪解け水が豊富にあるため、水不足になりにくくなります。
なぜ寒い地域で米作りが盛んなのか?
昼の気温と夜の気温の差が大きいことが稲(いね)の生育にはよい条件(じょうけん)となって収量(しゅうりょう)が多くなるためです。