さらに、日露戦争のための膨大な戦費の調達に苦慮した明治政府は、国内塩業の基盤整備と財政収入を確保する両面から塩の専売制導入を検討し、1905年(明治38年)6月、塩の専売制度を実施したのです。 その底流には、海水からいかに安く良質の塩をつくるかという、今に引き継がれる日本の塩づくりの命題が見て取れます。
塩は 専売品ですか?
平成9年に塩専売法が廃止され、イオン交換膜製法以外でも、日本の海水から直接塩を製造することができるようになり、この塩田ができたとのことです。
日本 塩 なぜ?
日本で塩が使われるようになったのは、縄文時代の終わりから弥生時代にかけてといわれています。 狩りをして暮らしていた頃は、動物の肉だけではなく内臓や骨の髄まで食べていました。 そのため、塩を別に取る必要がありませんでした。 内臓や骨の髄に は多くの塩分が含まれているからです。
塩田のしくみは?
地場にまかれた砂の水分が太陽熱と風力により蒸発すると、「毛細管現象」が起こり、浜溝から浸透した海水が床面に上昇し、海水の塩分が次々に砂に付着します。 次に塩分の付着した砂を「沼井」に集めて海水を注ぐと、砂に付いた塩分が溶けて塩分濃度の高い「かん水」となり、「藻垂壷(もだれつぼ)」に溜まります。
専売制 なぜ?
江戸幕府や諸藩は、領内の特定商品の仕入れと販売に介入し、利益を上げるために専売制度を実施した。 幕府・藩が直接経営者となるのではなく、商人・豪農に請け負わせ、その利益を収奪するところに、戦前の専売制度との違いがある。
