防府市歴史用語集「弥生土器」の解説 縄文土器と同じ素焼きの土器で、東京の弥生町[やよいちょう]遺跡から見つかったことにちなんで、この名前になりました。 貯蔵用の壺[つぼ]・煮るための甕[かめ]・盛りつけ用の高杯[たかつき]が主な器種です。
なぜ弥生土器というのか?
明治17年(1884年)、東京府本郷区向ヶ岡弥生町(現在の東京都文京区弥生)の向ヶ岡貝塚から欠けた土器1個が採集され、縄紋式土器とは違うものであることから後に「弥生式土器」と呼ばれ、「弥生時代」の名前が誕生しました。 ちなみにこの土器の発見日は3月2日で偶然にも「弥生」でした。
弥生」はどんな意味?
弥生(やよい)とは陰暦(旧暦)の3月を意味します。 語源は草木の芽吹く「いやおい」から「やよい」となった説が有力です。 「晩春」「花惜月」「雛月」といった別名・異称とともに、弥生の概要について解説します。
弥生土器の特色は?
弥生土器は、縄文土器に比べ薄手で硬く文様も簡素です。 器種は煮炊き用の甕(かめ)・貯蔵用の壷・食物を盛る高杯(たかつき)及び鉢の4種類が基本的です。 土器の形や文様の特徴から弥生時代を3期(前期・中期・後期)に区分しています。 この時代から日本では、稲作農耕が開始されました。
弥生土器の使い方は?
弥生土器は機能に応じて簡素に作られるのを特徴とする。 貯蔵用の壺、煮沸用の甕、食べ物を盛るための高坏や鉢。 人々は、これらを組み合わせて使用した。 県下では弥生時代初頭に甕の代わりに縄文系の深鉢を使うなど縄文時代的要素を残していた。
