卵黄による消化管アレルギー_消化管アレルギー 近年、卵黄による消化管アレルギーの患者が急速に増えています。 2021年には、消化管アレルギーの原因食品の中で、卵黄が牛乳を押さえ、最も頻度の高い食品となったことが報告されています(→固形食品による消化管アレルギー)。 症状は主に嘔吐で、摂取後1~4時間後にみられます。
卵黄のアレルゲンは?
主要なアレルゲンコンポーネントとしては、卵白ではオボムコイド、オボアルブミン、リゾチームが、卵黄ではα-リベチンが知られています。 鶏卵アレルギー患者では、卵白タンパク質と結合している免疫グロブリンE(IgE)が検出され、卵白に含まれるタンパク質によりアレルギー反応が誘発されていることが示されています。
消化管アレルギーの原因は?
消化管アレルギーには、即時型アレルギーと遅 延型アレルギーの仕組みで起こる複数の病態が 含まれています。 ほとんどが蛋白質を含む食品を摂取すること により起こります。 牛乳、鶏卵、小麦、魚介類、 大豆などが主要な原因食品です。 乳幼児では消化管の機能や構造が成人に比べ て未熟なため、成人よりも高頻度に発症します。
生卵アレルギーの症状は?
卵アレルギーになってしまう原因 蕁麻疹などの皮膚症状の出現率が約9割と最も多く、次いでのどのかゆみや呼吸苦、喘鳴といった呼吸器症状が約3割と続きます。 その他、以下の症状が現れることがあります。 他の食品と比較して鶏卵は、腹痛や嘔吐、下痢といった消化器症状が出現しやすいといわれています。
卵黄アレルギーの進め方は?
卵白よりは卵黄、非加熱よりは加熱卵が比較的安全です。 そのため「加熱卵黄 → 加熱卵白 → 加熱度の低い卵」の順に少しずつ進める事をお勧めします。 外来で提案している具体的な方法としては “沸騰してから20分程度ゆでた卵から卵黄を取り出し、少量から開始する方法” です。
