人間が一年間に被ばくする自然放射の量はどのくらいでしょうか。 2008 年国連科学委員会の報告では全世界で人類が平均的に被ばくしている自然 放射線は下の図のように推定されています。 全世界平均では年間 2.4 ミリ シーベルトであり、主要な変動範囲は 1-13 ミリシーベルトです。
放射線量 どのくらい?
A. 普通に生活していても、大人一人あたり年間2.4ミリシーベルト(世界平均)の放射線を自然界から受けています。 自然放射線の量は、地質的なもの食事や住居といった生活様式が影響するため、地域により差があります。 普通に生活していても、年間2.4ミリシーベルト(世界平均)の放射線を自然界から受けています。
放射線量はどのくらいの数値からなら安全?
これらの知見から、※ICRP(国際放射線防護委員会)では、事故が収束するまでの当分の間は被ばく線量を年間20~1ミリシーベルトの間で、状況に応じて適切に管理し、将来的に年間1ミリシーベルト以下を目指すべきとしています。
放射能 何ミリシーベルト?
国際放射線防護委員会(ICRP)は緊急時の被ばく状況において、放射線防護の基準値を年間20ミリシーベルト~100ミリシーベルトとしています。 国の原子力安全委員会では、緊急事態期として、その基準の中で最も低い値である20ミリシーベルトを採用してます。
放射線を浴びすぎるとどうなる?
大量の放射線に被ばくすると、白血球の減少や不妊・脱毛・白内障などの有害な組織反応(確定的影響)が出ます。 有害な組織反応は、組織としての機能がなくなることが原因です。 したがって、細胞の消滅が再生を上回るある一定の線量(しきい値)を超えて放射線に被ばくしない限り、有害な組織反応は現れません。