低栄養状態が長期にわたると、「フレイル」・「サルコペニア」・「ロコモティブシンドローム」と呼ばれる身体機能低下の引き金になることがあります。 健康な体を維持する機能やストレスに対する力が低下した、虚弱・脆弱な状態。 筋肉量減少・筋力低下により、体全体の機能が低下する状態。
栄養不足になるとどうなる?
野菜や果物、肉や魚・卵・乳製品、きのこ・海藻等の少ない食事が続くと、様々な栄養素が不足し、便秘や口内炎、貧血等の体の不調が生じます。 また、筋力の低下により生活の質が低下してしまうおそれがあります。
低栄養 どうする?
低栄養の予防はさまざまな品目をバランス良く! 具体的には、肉や魚、野菜、穀物などを少量ずつ食べやすく調理してあげましょう。 食べ残しが目立つようでしたら、ご本人と相談して ・食事の時間をずらす ・味つけを変えてみる ・食べやすいよう食材を細かく刻んだり、すりつぶしたりした「介護食」を作る などの工夫も有効です。
低栄養の症状は?
低栄養の症状体重減少骨格筋の筋肉量や筋力の低下元気がない風邪など感染症にかかりやすく、治りにくい傷や褥瘡(じょくそう:床ずれ)が治りにくい下半身や腹部がむくみやすい
低栄養の危険性は?
低栄養が引き起こすリスクについて 低栄養になると、体重や筋肉量が減って、歩く速度などが低下しやすくなります 2) 3)。 筋力やからだの機能が低下すると活力を持って毎日を過ごすのが難しくなり、活動量が減るため消費エネルギー量も減少します。 低栄養のよくある疑問、「たんぱく質・摂取カロリー不足」についても触れておきます。