現代では、「太い足」のたとえになっていますが、昔は「大根のように白い」という誉め言葉であったようです。 『古事記』では女性の白く美しい腕を大根に見立てて歌っているんですよ。
書物 古事記で大根に例えられた 体の部分はどこ?
大根の原産地は中央アジア、地中海沿岸であるといわれています。 日本へはシルクロードを経て、中国から伝えられました。 『古事記』には清白(スズシロ)の名で記され、女性の白い腕に例えた歌が知られています。 現在もスズシロといえば春の七草として馴染みが深い野菜の一つです。
古事記で大根は何?
大根についての最古の記録は、712年成立の歴史書『古事記』における仁徳天皇の歌にある。 この歌は皇后に向けて詠んだもの。 「淤富泥」が大根を指す。 「木の鍬で育てた大根のように白いあなたの腕を枕にしたことがなければ、知らないと言うだろう」と歌っている。
大根 いつからある?
大根はキャベツやブロッコリーなどと同じアブラナ科の野菜で、地中海沿岸が原産地で古代エジプトや古代ギリシア・ローマなどでも食べられており、中国・朝鮮を経て縄文時代か弥生時代のはじめに日本に伝えられました。
大根 どんな野菜?
ダイコン(大根、学名:Raphanus sativus var. hortensis)は、アブラナ科ダイコン属の越年草で、野菜として広く栽培される。 地中海または中央アジアの地域が原産といわれており、日本、中国、ヨーロッパなど各地で主に肥大した根を食用とするほか、葉も食材となり、種子から油を採ることもある。