敗血症患者では,インスリン抵抗性の増大により急性高血糖が頻繁に生じる[1]. また,ブドウ糖輸液,ステロイド療法およびカテコラミン投与がインスリン抵抗性をさらに増悪させ,急性高血糖を増強させる. 高血糖が発生あるいは継続することにより,多核白血球の粘着能・走化能・貪食能・殺菌能が低下し,感染防御能が低下する. 8 дек. 2011 г.
感染症においてなぜ血糖が上昇するのか?
感染症による血糖上昇のメカニズムとしては,主に炎症性サイトカイン分泌亢進とストレスによるインスリン拮抗ホルモン分泌増加によるインスリン抵抗性の惹起と考えられている。 さらにこれらの液性因子が直接的あるいは高血糖による糖毒性を介して膵β細胞におけるインスリン分泌の低下を招き,さらに血糖は上昇する。
敗血症の血糖値は?
推奨:敗血症患者に対して,144-180 mg/dL を目標血糖値としたインスリン治療を行うことを弱く推奨する (2C)。 高血糖の発生は感染症の増加などから予後を悪化させる懸念がある一方で,低血糖の発生も予後を悪化させる可能 性が指摘されている。
炎症 血糖値上昇 なぜ?
感染症になると、炎症性サイトカインやストレスホルモンが増加し、それによって血糖が上昇し高血糖状態になります。 炎症性サイトカインにはTNF-α(腫瘍壊死因子)があり、これは末梢でのインスリン抵抗性を増加させ、膵β細胞でのインスリンの分泌を低下させます。
術後 高血糖 感染 なぜ?
高血糖では手術創部の感染リスクが高くなる これは手術を受けた患者さんにおいても同様で、高血糖の患者さんの創部は細菌にとって絶好の繁殖地になります。 それを裏づけるように、糖尿病を併発する患者さんでは術後感染の危険性が高く、血糖値のコントロールがとりわけ感染対策として重要であることが報告されています。
