野菜に塩をかけた場合も、外側の塩と野菜に含まれる水が混ざり合おうとします。 しかし、塩と水の間に『半透膜』があるので、塩は中へ入れず、一方的に真水が細胞の外へ移動することになります。 このような現象を『浸透』といいます。
塩をふるとしんなりするのはなぜ?
きゅうりやキャベツなどの野菜を切って塩をかけてしばらく置くと、水が出てきて野菜がしんなりとします。 これも、食塩水の浸透圧によるもの。 野菜の表面に付いた水に塩が溶けて濃い食塩水ができるため、細胞の内側と外側で同じ濃さにしようとして内側から水分が出てくるのです。
海水 脱水 なぜ?
例えば1Lの海水を飲んでしまった場合、過剰な塩分を排出するために汗や尿で約1.35Lの体内の水分を排出する必要があるといわれています。 このように、海水を飲むと体内の塩分濃度を調整するために大量の水分が必要となるため脱水症状を引き起こす危険性があるとされています。
なめくじ塩溶けるなぜ?
水は通すが食塩は通さないセロハンのような膜を「半透膜」といいます。 実は、ナメクジの表面も半透膜で覆われています。 そのため、ナメクジに塩をかけると、表面の食塩濃度が高くなり、浸透圧によって体内の水分が体外へと出ていきます。 つまり、ナメクジは「溶ける」のではなく、体の水分を失って「縮む」のです。
きゅうり 浸透圧 なぜ?
キュウリの輪切りを塩水に浸けた時、内側よりも外側の塩分濃度が高いため水がしみ出してくるというわけだ。 この水を動かそうとする圧力を浸透圧と呼ぶ。 塩は砂糖や酢よりも浸透圧が高く、水を引き出すのに適している。
