野菜に塩をかけた場合も、外側の塩と野菜に含まれる水が混ざり合おうとします。 しかし、塩と水の間に『半透膜』があるので、塩は中へ入れず、一方的に真水が細胞の外へ移動することになります。
塩抜き 塩 なぜ?
塩水を使う事で濃度の差が少なくなり、ゆっくりと塩分が抜けていきます。 塩化ナトリウムやうま味だけが先に抜けてしまうのを防ぎ、適度な塩分を残しつつ、余分な塩分を抜く事ができるのです。
青菜に塩をかけるとなぜしおれるのか?
青菜の場合でいうと、膜の外側にまぶした塩が溶質として周囲の水分でとけて、濃い食塩水になる。 一方、膜の内側は、もともとの青菜の成分で、食塩水にくらべて低い濃度である。 そのため、青菜の中の水分が外へ外へと出て、青菜がしおれていくことになる。
塩もみ なぜ?
そこできゅうりの水分を出し、料理の味を損なわないために行なう下ごしらえが、きゅうりの塩もみというわけです。 塩には脱水効果があり、塩をふった野菜は浸透圧の関係で、細胞内の水分が細胞の外に引き出されて脱水されます。 きゅうりを使った料理をおいしく味わうために、メニューに応じて塩もみをするようにしてくださいね。
ナメクジに塩をかけるとどうなるか?
体にかかった塩が粘液にとけて濃い食塩水ができると、ナメクジの体内の水分が半透膜を通して外へ出て行ってしまいます。 その結果、ナメクジの体は小さくなるのです。 ちぢんだナメクジは、水をかけると元気に回復することもありますし、そのまま死んでしまうこともあります。
