東洋医学的には胃腸で日々の気(エネルギー)をつくると考えられているので、胃腸機能が低下すると、全身に栄養が巡らなくなり、肌荒れを起こしたり、疲れや冷えが出るなど、胃腸とは直接結びつかない不定愁訴を招く原因になります。
胃に負担をかけるとどうなる?
胃に過度な負担がかかると、胃の粘膜が荒れるだけでなく、自律神経のバランスもくずれて胃酸分泌のリズムが乱れやすくなります。 その結果、胃酸が過剰に分泌され、胃液中の酸度が異常に高くなって胸やけを起こしたり、荒れた胃の粘膜をみずからの胃酸で傷つけることになってしまいます。
なぜ胃腸が弱るのか?
この原因は、水分やアルコールの過剰摂取、大食い、刺激物の大量摂取、ウイルス性腸炎、ストレスによる自律神経の乱れ、病気によるものなどが考えられます。
胃腸の調子が悪い時 どうする?
なお、胃腸の調子のよくない状態が続くようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。1規則正しく食べましょう2就寝前の食事はできるだけ避けましょう3栄養バランスの良い食事を心がけましょう4暴飲・暴食は避けましょう5睡眠を十分にとり、疲労の蓄積を避けましょう6たばこは止めましょう7適度な運動をしましょう胃腸の調子が悪い時の食事 | 東京都病院経営本部
胃もたれとは どんな感じ?
「胃もたれ」とは、胃が重苦しく感じられる状態をいいます。 おなかが膨れた感じの「膨満感」を伴うことも多く、人によっては、胸がつかえたり、吐き気をもよおしたりするようです。 このような胃の「もたれ」は、主に胃の運動機能が弱くなったり、胃液の分泌量が減ったりして、食物がいつまでも消化されないために起こります。