わかめは一年生の植物ですが、その長さは1~2メートルほどになります。 五月から六月にかけて、海水の温度はだんだん暖かくなってきます。 すると、ワカメの生長点芽かぶ(わかめの生殖体です、わかめの根のあたり (ヒダヒダ状のところ)にある胞子がはじけて海中に飛び散ります。 同時にわかめの本体は先のほうから枯れてゆきます。
わかめは何からできている?
褐藻植物、コンブ目の海藻。 古くから食用とされてきた海藻で、『万葉集』で稚海藻(わかめ)、和海藻(にきめ)などとして詠まれている。 藻体は暗褐色を呈し、外観的には茎・葉・根の三分化がある。
わかめのいいところは?
わかめはマグネシウムやヨウ素、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。マグネシウム 歯や骨の形成に使われる。 体内の酵素の正常な働きと代謝を助ける。 血管を拡張させて血圧を下げるヨウ素 新陳代謝を促進する。 子どもの場合は成長ホルモンの代謝を促し、成長を助けるカルシウム 歯や骨を丈夫にする
わかめ なんで緑になるの?
海から採りたてのわかめは褐色です。 湯通しすることで、鮮やかな緑色に変化します。 これは、わかめの持っている赤い色素(フコキサンチン)が、熱によって橙色に変化し、緑の色素(クロロフィル)の色が現れるためです。 湯通ししたわかめを、おいしく食べられるよう保存するために塩蔵したものを「湯通し塩蔵わかめ」と呼びます。
わかめの特徴は?
わかめはミネラルが豊富な海水を吸収して育つので、カリウムやカルシウム、マグネシウム、轍、亜鉛、マンガンなどのミネラルをたくさん含んでいる。 色素成分のβ-カロテンも豊富。 わかめは水溶性食物繊維が豊富だが、特に強い粘り気のもととなるアルギン酸とフコイダンが多く、特に芽かぶに含まれる量は実は昆布より多い。