トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。 植物油などからマーガリンやショートニングなどを製造する際や植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。 また、天然でも、牛などの反すう動物に由来する乳製品や肉に含まれています。
トランス脂肪酸の由来は?
天然由来のトランス脂肪酸 牛、羊、山羊などの反芻(はんすう)動物の胃に存在している微生物の働きにより、不飽和脂肪酸中のシス型二重結合の一部がトランス型二重結合に変化します。 そのため、牛や羊、山羊の肉や乳、その加工品に、トランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸の生成過程は?
(1)植物油の加工(油を固化させる)をする際に水素添加を行うことによりシス型からトランス型に変化する。 (2)牛などの反芻動物の第一胃内でバクテリアにより、バイオ水素添加が行われ、一部トランス型脂肪酸が生成される。 (3)油脂を高温で加熱する過程で、シス型からトランス型に変化する。
脂肪酸 何から出来ている?
脂肪酸は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3種類の原子で構成され、炭素原子が鎖状につながった一方の端にカルボキシル基(-COOH)がついています。
トランス脂肪酸を摂るとどうなる?
代謝研究で、トランス脂肪酸は血液中のLDLコレステロールを飽和脂肪酸と同様に増やすだけでなく、HDLコレステロールを減らすため、飽和脂肪酸よりも血液の脂質プロファイルをアテローム性(動脈硬化などの原因となる)に変化させることが示されている。
