ステンレスは、表面に酸化皮膜(保護膜)をまとった錆びにくい金属です。 普通はキズがついてもすぐにその表面に保護膜が形成されるためいつまでも錆びにくいのですが、表面に酸性やアルカリ性の強いものが長時間接触していると、その部分だけ保護膜が形成されにくくなり錆びることがあります。
ステンレス さびない なぜ?
ステンレスは、鉄にクロムを混ぜることで、表面に不動態皮膜と呼ばれる膜を形成します。 クロムは鉄よりも酸素に結び付きやすい特性から、鉄が酸化するよりも先にクロムが酸化し、酸化皮膜となって表面を覆います。 傷がついてもすぐに再生するこの膜のおかげで、錆の発生を防ぎます。
ステンレスはなぜSUS?
ステンレスの名の由来 それを刃物メーカーの協力を得て食卓用のナイフに試作し、ステンレス鋼“Stainless Steel”の愛称をつけ特許を取りました。 これがステンレス名の由来です。 ちなみにJIS記号のSUSは、鋼(Steel)+用途(Use)+ステンレス(Stainless)の頭文字です。
ステンレス 錆びる なぜ?
ステンレスは、錆びの原因となる鉄よりも先にクロムが空気中の酸素と結合(=酸化)し、数nmの非常に薄い不動態皮膜(保護皮膜)を形成して、全体を包み込みます。 不動態被膜は化学変化しにくく非常に強固なので、鉄が酸素と結合しようとする(=錆びる)のを防いでくれます。
ステンレス どのくらいで錆びる?
自然海水の中にある鋼が、数年後に示す腐食速度は0.1mm/yです。 腐食分野ではこれを標準的な腐食速度としています。 腐食速度が0.1mm/yを下回るものは、耐食性が高い材料とみなしてよいでしょう。 ステンレス鋼の腐食速度は1μm/y以下と非常に低く、腐食に強い金属の代表格です。
