前期はどこも温暖でしたが、後期は赤道から離れるにつれて涼しくなり、南部には巨大な氷河が発達していました。 植物の光合成により、当時の大気の酸素濃度は現在よりかなり高めでした。おかげで、濃い酸素を必要とする巨大昆虫が繁栄しました。
地球史上最大の昆虫は何の仲間?
メガネウラ【Meganeura】 トンボに似た翅をもつ大型の化石昆虫で,翅長は31cm,したがって翅をひろげると65cm以上にもなり,史上最大の昆虫といわれる。 古生代石炭紀後期(約3億年前)に出現。 化石はフランス,コマントリーの炭鉱の坑内から産出した。
昆虫はなぜ大きくならない?
昆虫が小さければこの構造でも問題ないが、体が大きくなると内部まで十分に酸素が届かない。 つまり、昆虫は気管呼吸であり肺を持たないために、体を大きくすることができないというわけである。
昆虫拡大 何億年前?
約4億年前には地球上に出現していたと考えられています。 昆虫がいかに古い時代に出現したかということがわかります。 カゲロウ目(※)、ゴキブリ目、バッタ目などです。 ゴキブリの生命力の強さは、人間よりもはるかに長い時代を 生き抜いてきたことを考えると当然のように思えますね。
石炭紀 酸素 なぜ?
増加傾向であった大気中の酸素濃度が、古生代の石炭紀にその10分の1まで急激に減少したというグラフが資料集にありました。 理由は、化石燃料の蓄積があったためだそうです。 しかし、木生シダの大森林による光合成によって放出される酸素量と、炭化水素中心の化石燃料の蓄積による減少が結びつきません。