蛋白質は体に必要な栄養素なので、通常、尿にはほとんど排泄されません。 しかし妊娠中は全身の血液量が増え、代謝も亢進するため、それをろ過する腎臓に負担がかかり、尿中に蛋白が出やすくなります。 妊娠に伴う生理的な変化といえますが、腎臓機能の低下、腎臓病、妊娠高血圧症候群の症状のこともあるので、程度によっては注意が必要です。
妊娠高血圧 なぜタンパク尿?
妊娠高血圧には腎機能が大きく関わっています。 妊娠自体が腎臓に負担をかけるものですが、妊娠高血圧では腎臓からタンパク質が漏れてタンパク尿になることが多くなります。 この状態を「妊娠高血圧腎症」と呼び、妊娠高血圧症候群の1つのタイプです。 高血圧のみの妊娠高血圧より重症と考えてよいでしょう。
妊婦健診 尿糖 なぜ?
ところが、妊娠中は体内の血液量が約1.5倍になるものの、腎臓の再吸収できる量は妊娠前と変わらないため、吸収しきれなかった糖が尿に出やすくなります。 また、再吸収できる量がもともと低く、尿に糖が出やすい人もいます。 ですから、尿検査で一時的に「+」が出るのは珍しいことではありません。
妊娠中 尿検査 何を調べる?
尿検査でなにがわかるの? 尿中に含まれる糖分やたんぱく質、ケトン体の数値を調べることで「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」など、胎児への影響も考えられる病気を発見できます。 これらの病気を早期に発見することで、お母さんと赤ちゃんを守るために行うのです。
尿蛋白 何を気をつける?
タンパク尿が出ている原因にもよりますが、食事・運動の治療、薬の治療が大切です。 食事の治療としては、塩分を減らして、定期的に評価をしながら野菜・果物・タンパク質の量を調整することが大切です。
