夏から秋にかけて栽培する「秋ジャガ」は、暑さが残る9月ごろに植え付け、11~12月に収穫する作型です。 春ジャガと同様、植え付けから約3カ月で収穫できます。
ジャガイモの栽培は、秋作に適していますか?
ジャガイモは、冷涼な気候を好み生育適温は15℃〜20℃前後です。 秋ジャガの栽培は、その地域の気候に適した時期に栽培することが成功のコツです。 まずは、その地域が秋作に適した気候かを確認しましょう。 秋作の植え付けは、涼しくなり始めた8月下旬〜9月上旬頃に行います。 秋は、生育適温となる期間が短いので、植え付けのタイミングが遅れると、生長が不十分となり、結果的に収量や品質に影響が出てしまいます。 近年は、8月下旬でもまだまだ暑い日が多いので、9月上旬以降に植え付けたほうがいいかもしれません(一般地の場合)。 種イモは、ウイルスに罹病していない品質検査済みのものを購入しましょう。 秋作の場合、季節柄、入手しづらいことが多いので早めに予約などの準備をしましょう。
秋植えのジャガイモを保存する時に気になることはありますか?
秋植えのジャガイモを保存する時に気になるのが、低温に当たることです。 ですが、5度以下の低温に当たったり凍ってしまうと、食味が悪くなりますし、貯蔵性が低下しますが、光に当たると緑化しますので、春植えと同じように冷暗所に置きます。
ジャガイモを植え付けるときは、水やりの必要はありませんか?
ジャガイモを育てているときは、プランター栽培でない、地植えなどでは自然の雨に任せておいて大丈夫です。. 種イモの植え付け直後以降は、ほとんど水やりの必要はありません。. ジャガイモは生育初期の段階で水を多く欲しがるので、プランターで植えている場合は、土が乾いたらたっぷり水を与えるようにしましょう。. その後は乾燥気味に育てていくようにしてください。. 水を与えすぎると種イモが腐って育たなくなるので、必要最低限の水やりを行いましょう。. また、ジャガイモを畑で育てる場合は、畝を高くするとより排水しやすくなります。.
秋ジャガ栽培でタネイモは切らずに植え付けますか?
秋ジャガ栽培で使うタネイモは、切らずに丸ごと植え付けます。 秋ジャガではタネイモのカットは不要です。 断面から傷んでくる可能性があります。 乾燥途中で傷むこともあるので、あまりお勧めできません。