かたくり粉はカタクリの鱗茎(りんけい)からとれるでん粉のため「かたくり粉」とよばれます。 現在はカタクリの自生数(じせいすう)が激減(げきげん)したため、今ではかたくり粉の名前で販売(はんばい)されているのは、ジャガイモのでん粉です。 ジャガイモのでん粉は1882(明治15)年から生産販売がはじまりました。
片栗粉 何物?
片栗粉(かたくりこ、 英語: dogtooth violet starch)は、本来はカタクリの地下茎から作られたデンプンの粉(澱粉)。 しかし、大量生産され市場に流通している多くの片栗粉はジャガイモ(馬鈴薯)から製造される馬鈴薯デンプンである。 主に調理用粉・和菓子材料として使用する。
コーンスターチと片栗粉の違いは何?
片栗粉はほとんどがジャガイモ、コーンスターチはトウモロコシのでんぷんです。 片栗粉は加熱するととろみが出やすく冷めると低下するため、温かいうちに食べるあんかけ料理などに向きます。 コーンスターチは加熱してとろみがつくと冷めても低下しにくいため、カス タードクリームなどの製菓に使われることが多いようです。
片栗粉 いつ使う?
粘り気のないサラッとしたとろみをつけたいという料理に向いており、クリームシチューやカレーなどに向いています。 片栗粉は粘度の高いとろみが特徴で、煮汁にとろみをつけて食材とからみやすくするためにも使われます。 また、片栗粉で煮汁にとろみをつけると温度が下がりにくくなるため、料理の保温効果も期待できます。
片栗粉はなぜ片栗粉?
片栗粉は本来「カタクリ」というユリ科の植物の鱗茎(りんけい)を原料とし、そこから取れるでんぷんを指す言葉でした。 かつて江戸時代においては、片栗粉は食用のみならず、お湯に溶かし滋養薬としても重宝されていたといわれています。