ナズナの語源は「撫菜(なでな)」より転訛したといわれ、撫でたいほどかわいい菜の意味があります。 また果実が三味線の撥(ばち)に似ていることからペンペングサ、シャミセングサ(三味線草)、バチグサ(撥草)の別名もあります。 属名のCapsella(カプセラ)は、ラテン語で「小箱」の意味があり,果実の形から名づけられました。
ナズナの花は何ですか?
ナズナの花は総状花序といって、小さな花の集合体です。 一つの花は、直径2~3mm程度の非常に小さな花です。 花色は白、4枚の花びらを十字形に広げます。 総状花序の外側から咲いていくので、咲き始めのナズナの花は、外側だけが白く、中心はツブツブしたつぼみが残っていて、花なのか実なのかわからない不思議な魅力があります。
ナズナの特徴は2つありますか?
1つ目は、ナズナの実が三味線のばちに似ている形だからです。 また2つ目は、ナズナの特徴でもあるように植物から「ぺんぺん」という音がなるからです。 ぺんぺん草の鳴らし方は、とても簡単です。 実の茎を太い茎からちぎれない程度にはがしてから、太い茎を持ってくるくる回転させると、ぺんぺんと音が鳴ります。 ぺんぺん草を鳴らすときは、でんでん太鼓を鳴らすイメージで振るといいですよ! ぺんぺん草は比較的どんな環境でも生えるため、土地が荒廃した様子を指して「ぺんぺん草が生える」と言います。 しかし、そんなぺんぺん草すらも生える環境ではないことを、何ひとつ残っていない状態という比喩表現で「ぺんぺん草も生えない」と言います。 ナズナは古くから食用としても重宝されてきました。
ナズナの慣用句はどれですか?
まず最初にご紹介するのは慣用句です。 慣用句は二語以上がくっついて一つの意味になるものを表すのですが、ナズナで有名な慣用句は「ぺんぺん草も生えない」です。 こちらは一つの俗語としても知られているのですが、ペンペン草・ナズナは生命力が強く荒れた土地でも咲きます。
ナズナは雌しべをくっつけて種を作ることができますか?
ナズナは自ら雌しべに雄しべをくっつけて種を作る自家受粉をします。 虫に頼らないことで、確実に種を作り子孫を残すことが出来るのです。 ナズナは成長過程によって葉が変形します。 初めはさじ形の葉をしていますが、次第に切れ込みが入り、開花する時期には、深い切れ込みのある葉へと変化します。 同じ植物だとは思えない変貌っぷりに驚かされますよ。 冬の時期になると、ナズナはロゼットという地面に葉を平らにした状態になります。 ロゼットになることで、冬の間にエネルギーを蓄え、春になったらしっかりと開花できるよう備えているのです。
