内陸盆地ならではの、冬は寒さが厳しく夏は暑いという気候も、お漬物の発酵に適していたといわれています。 京都に住む人たちは、代々の歴史の中で質素な生活を美徳としてきました。 その精神にお漬物が合い、文化人気質もあって美味しいお漬物を発案していきました。
京都はなぜ漬物が有名か?
文化的背景 長く朝廷が置かれ、貴族文化の中心地であった京都では、庶民の文化も同様に花開いた。 京都の人は先祖代々、質素な生活を美徳としており、野菜を塩で漬け込んだ漬物はその精神とも符合、数多くの漬物が生まれた。 また、禅宗の普及で精進料理が親しまれるようになったことも関係しているようだ。
京都の漬物の種類は?
茄子などの夏野菜を刻んだ赤紫蘇の葉で塩漬けにした「しば漬」、聖護院かぶらを薄く切って昆布と漬け込む「千枚漬」、そして”すぐき菜”を伝統的製法で乳酸菌発酵させた「すぐき漬」。 この三つの漬物を総称して「京都三大漬物」と言われています。 これらの漬物について、もう少し詳しくご説明したいと思います。
京漬物の特徴は?
野菜本来のうまみを活かした、うす塩の味付けで作られるお漬け物。 千枚漬け、すぐき漬け、しば漬け、壬生菜(みぶな)漬け、花菜(はなな)漬けなどがあり、香りや色合いを大切に、あっさりと上品な味わいで作られる。
お漬物の歴史は?
漬物が日本で初めて記録に現れたのは奈良時代。 続く平安時代には種類も増え、宮中の宴や儀式に登場するようになりました。 10世紀半ばに編纂された『延喜式(えんぎしき)』には、春の漬物14種類、秋の漬物35種類が記されています。 瓜などの野菜から果物、野草、山菜まで、そのバリエーションは驚くほどに豊かでした。
