鮭は主にカイアシ類やオキアミ類などの動物プランクトンを食べている。 長い川から海へ行くとき栄養を取り入れるために水中に住む幼虫を食べたりも する。 ある程度大きくなると小型魚類やイカ類などを食べている。
カラフトマス 何を食べる?
実際,若竹丸による夏季ベーリング海 での調査によると,カラフトマスが多い奇数年には サケの餌に占める魚類・頭足類,および甲殻類動物プ ランクトンの割合が低く,クラゲなどのゼラチン質の 生物の割合が多かったことが報告されています(図3; Tadokoro et al. 1996).
鮭はどこに住んでいる?
生息域は北太平洋(ベーリング海、オホーツク海、日本海を含む)と北極海の一部。 日本国内でサケが遡上する川として有名なのは石狩川や、豊平川などである。 日本近海のサケの圧倒的多数は、安定した漁業資源確保のために北海道・東北地方を中心に人工的に採卵・放流される孵化場産シロザケが占めている。
鮭と書くのはなぜ?
アイヌ民族はサケを「神の魚」として尊んだという。 漢字の「鮭」は本来「フグ」を意味する。 「圭」が「怒る」を表し、「怒ると腹がふくれる魚」=「フグ」となったという説がある。 他にも説があり、シャケは元来「魚へんに生」で「鮏」と書いていた。
鮭はなぜ遡上するのか?
外洋での長旅を終えた鮭は、産卵のために故郷の河川を遡上します。 遡上を終えた鮭は、雄、雌つがいとなり、川底に産卵床をつくります。 その中へ雌が産卵、雄が放精し、受精卵が形成されます。 そして繁殖という役目を終えた鮭は力尽きてしまいます。