造血幹細胞は胎児のとき は肝臓に、生まれてからは骨髄にあります(図2)。 顆粒球と B 細胞は、赤血球 や血小板と同じように、造血幹細胞のいる臓器でつくられます。 つまり、胎児 期は肝臓で、生まれてからは骨髄でつ くられます。 一方、T 細胞だけは胎児 期も、生まれてからも胸腺という臓器 でつくられます。
幹細胞はどこにある?
身体の特定の場所に幹細胞が待機していて、それが分裂・分化することにより新しい細胞が補充されます。 例として、皮膚においては表皮の一番底の部分や毛穴の中に、腸においては腸粘膜のひだのくぼみに幹細胞が待機しています。 血液の細胞(赤血球や白血球など)は骨髄に待機する造血幹細胞から生み出されます。
幹細胞 何に使われる?
人の体には健康維持に重要なさまざまな種類の細胞があります。 これらの細胞は体を毎日動かすのに必要で、たとえば、心臓を動かす、脳を使って考える、腎臓で血液をきれいにする、あたらしい皮膚の細胞をつくる、などです。 幹細胞に特有な仕事は、これらの細胞を作ることです。 つまり、幹細胞はこれらの種々の細胞の供給源になります。
幹細胞 どんな細胞にもなれる?
人工的に作られた多能性幹細胞 一つは、受精卵から人工的につくられたES細胞(胚性幹細胞)のように、どんな細胞にもなることのできる能力をもった「多能性幹細胞」です。 また山中伸弥博士が発見したiPS細胞は生体で既に組織として役目を果たしている細胞をもとにして人工的に作製された「多能性幹細胞」の一つです。
ナチュラルキラー細胞 どこで作られる?
骨髄では、好中球(こうちゅうきゅう)やマクロファージのほか、リンパ球〈B細胞とT細胞〉、NK細胞、形質(けいしつ)細胞などほぼすべての免疫に関わる細胞が生まれています。
