なぜ,沸点上昇度や凝固点降下度を求める際に,質量モル濃度(mol/kg)が使われるかは,質量モル濃度は, 溶媒は質量で表されているので,体積を基準として求められたモル濃度と異なり,温度変化に対して値 が変化しないため。
沸点上昇 なぜ起こる?
沸点上昇ふってんじょうしょう 不揮発性の溶質を溶かした溶媒の沸点が純粋溶媒の沸点よりも高くなること。 その原因は溶液の蒸気圧が溶媒よりも小さくなる蒸気圧降下の現象による。 希薄溶液では,溶媒が一定のとき,沸点上昇の度合いは溶質の種類と無関係に,溶質のモル数に比例するので,凝固点降下と同様に分子量の測定に利用される。
なぜモル濃度を使うのか?
質量パーセント濃度だと、同じ濃度の水溶液でも物質によってモル質量が異なるので、粒子の数は同じにはならない。 すると、(粒子の数が同じでないと)ちゃんと反応させるには、いちいち使う量を計算しなきゃならなくなるんだ。 だから、物質量を基にしたモル濃度の方が、化学の世界では便利なんだ。」
質量モル濃度 なぜキログラム?
次になぜ溶媒のkgなのかについては、温度変化が起こってもkgは変化しないからです。 普段、液体は温度が変わっても体積が一定のように考えていますが、厳密には微妙に密度が変わって体積が変わります。 沸点上昇・凝固点降下では温度変化が必ず関わるので、その影響がないkgを使っているわけです。
希薄溶液 濃度どのくらい?
希薄溶液は、溶媒(水や有機溶剤など)に溶質(食塩や炭酸塩など)を溶かした状態を表す溶液の一種です。 希薄溶液は、溶液の中でも濃度が小さいもののことを指します。 希薄溶液の目安は、モル濃度で0.1[mol/L]以下となることです。
