エキノコックス症は、キタキツネや犬が多包条虫とよばれる寄生虫に感染し、糞便と一緒に排泄された虫卵が、何らかの拍子に人の体内に侵入し、重い肝機能障害を起こす病気です。 潜伏期間は5~15年で、発症すると病巣を完全に切除する以外に有効な治療法はありません。
エキノコックスってどんな病気?
エキノコックス属条虫の幼虫(包虫)に起因する疾患で、人体各臓器特に肝臓、肺臓、腎臓、脳などで包虫が発育し、諸 症状を引き起す。 ヒトには、成虫に感染しているキツネ、イヌなどの糞便内の虫卵を経口摂取することで感染する。
エキノコックス 感染したらどうなる?
エキノコックスが感染しても、すぐには自覚症状は現れません。 無症状のまま見つかる人もいますが、数年から十数年の潜伏期間を経て、上腹部の不快感や膨満感が出現し、しだいに肝機能障害に伴う疲れやすさや黄疸等の症状が現れます。
キタキツネ どこから?
日本では大正8年北海道の礼文島で野ネズミが大量発生し天敵として千島列島のキタキツネが放たれた。
エキノコックス 何人?
エキノコックス症は、エキノコックス(Echinococcus spp.) と呼ばれる寄生虫による疾患です。 国内では、毎年17~27名*がエキノコックス症患者として報告されています。 死亡に至る例もあり、毎年数名が(平成22年:3名、平成23年:4名、平成24年:4名)亡くなっています。
エキノコックス症の致死率はどのくらいですか?
エキノコックス症の致死率・治療法は外科手術が基本 現時点では、外科的に寄生虫を含む塊の切除が最適とされています。 切除できない時には、5年で70%、10年で94%の死亡率となります。
エキノコックスは感染している可能性がありますか?
特に、エキノコックスが流行している、または発生している地域に住んだことがある場合に、野生のキツネや犬などの糞が土壌にある可能性があります。 血液検査を行い、エキノコックスに対する抗体が陽性であれば、感染している可能性があります。
多包性エキノコックスはどこで見られますか?
エキノコックスは「単包性エキノコックス」と「多包性エキノコックス」に分類されています。 単包性エキノコックスは世界的に分布しており、多包性エキノコックスは北半球に分布するため日本では北海道に多く見られますが、北海道だけに限らない可能性もあります。
エキノコックスは臓器によって表れますか?
エキノコックスは、寄生する臓器によって表れる症状が異なります。 肝臓に寄生すると、肝臓が大きくなり、腹痛、胆管炎などが見られ、寄生虫の入った袋(嚢胞)が破裂して、腹部内に寄生虫がばらまかれることになります。
