ヒトがエキノコックス症にかかるのは、親虫を宿すキツネやイヌの糞とともに排出された卵が、何らかの機会にヒトの口に入り、肝臓などに幼虫が寄生することによる。 感染してから症状が出るまでに数年から10数年かかり、治療のためには手術を受けなければならず、やっかいな病気である。
エキノコックス 肝臓 なぜ?
もう少し具体的にいうと、エキノコックスが寄生しているキツネのお腹の中には成虫(親虫)がいて、成熟すると卵を作ります。 この卵がキツネの糞と一緒に自然界に排出されます。 これがネズミの口から入ると体内で孵化した幼虫が肝臓などに袋状の病巣を作り、それがどんどん広がっていきます。
エキノコックス どこからきた?
日本では、北海道のキタキツネが主な感染源で、糞虫にエキノコックスの虫卵を排出され、人はその虫卵が手指、食物、水などを介して口から入ることで感染します。 また、北海道で放し飼いをして感染した犬もキタキツネ同様に感染源になります。
エキノコックス 感染するとどうなる?
人にエキノコックスが感染しても、すぐには自覚症状が現れず、数年から10数年の潜伏期を経て、上腹部の不快感や膨満感が現れ、しだいに肝機能障害に伴うだるさや黄疸等の症状が現れ、放っておくと肺や脳に病巣が転移したり、命にかかわることもあります。 エキノコックス症は、予防できる病気であり、早期発見、早期治療が大切です。
エキノコックス どうなるの?
症状 感染しても、5~10年は無症状で自覚症状はありません。 その後、嚢胞が大きくなるにつれて、肝臓内の胆管や血管が塞がれ、肝機能障害が進みます。 末期には重度の肝機能不全となり、発育中の嚢胞の一部が破れ、多包条虫が血流に乗って肺や脳、骨髄など、さまざまな臓器に転移します。
