こたえ:分子間力(ぶんしかんりょく)がちがうからです。 サラダにドレッシングをかけるとき、びんを振(ふ)ったり、スプーンなどでかき混ぜたりしてから使いますね。 これは、ドレッシングにふくまれる油分と、それ以外の材料が溶けた酢(す)が分離(ぶんり)するため。
油 分離 なぜ?
水と水、油と油同士を合わせると混ざるのは、同じ分子同士が引っ付きあうためです。 ところが、表面張力が異なる分子同士は、お互いにくっついてまとまろうとする力が弱くなります。 そのため、混ぜようとしても混ざらずに、分離してしまうのです。
油 水 なぜ混ざらない?
水と油が混ざらないのはなぜ? 水分子と油の分子は、それぞれが同じ分子どうしで引き合う力によって集まっているので、混ざらないのです。 通常、(同種であれ異種であれ)それぞれの分子の間には「分子間引力(ファンデルワールス力)」という力が働いており、少しでも表面積が少なくなるように集まろうとする性質を持っています。
油 浮く なぜ?
比重と密度は地球の重力下では同じ意味合いですが、比重は「水に浮く/沈む」の時に使う言葉で、水以外の比較にはあまり使いません。 油が水に浮くのは、多くの植物油は0.9程度で水より軽いので、水の上に浮きます。
表面張力 洗剤 なぜ?
水滴って丸いよね。 これは水が表面張力という、表面積を小さくしようとする力を持っているからなんだ。 石けんや洗剤を溶かすと表面張力が弱くなり、水が丸くならずに表面積が大きい膜になりやすいんだ。 だから、泡が立つんだよ。