「食欲不振」から考えられる「胃腸の病気」 「通過ができない・悪い」などは、しばしば「進行したがん」で起こることです。 食道がんや胃がん、大腸がんが進行すると食物の通過が悪くなります。 また、すい臓がんや胆のうがんでは、消化液の通過が妨げられて、食欲不振に繋がることがあります。
癌 食欲不振 どのくらい?
さらに、がんを告知されたことによる精神的なショックで食事が喉を通らなくなり、痩せてしまう人もいます。 なお、がんを診断された段階でおよそ半数の人が食欲不振であるといわれ、進行がんではおよそ70%の人が食欲不振になるといわれています。
なぜ癌になるとなぜ食欲がなくなるのか?
がんになると、食欲不振や体重減少などが起こりますが、原因の一つにがん悪液質があります。 がん悪液質では主にがんがつくり出す「サイトカイン」という物質によって、たんぱく質、炭水化物、脂肪などの代謝に異常が起こります。 その結果、筋肉量や脂肪量が減少することで体重が減ってきます。
大腸ガンで何故体重がへるのか?
大腸がんになると脂肪やタンパク・骨を分解してがん細胞を大きくなるための肥やしにしようとするため、普段と同じように食べていても体重が減っていきます。
大腸がんの初期症状ってどんなの?
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。 症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。