体内で合成できない必須アミノ酸は、常に食品から摂る必要があり、不足すると体の成長や健康に影響を与えます。 成長期のネズミに小麦タンパク質のグルテンを唯一のタンパク源として与えた実験では、餌に十分なビタミンやミネラルを添加したにもかかわらず、ネズミは一向に成長しません。
アミノ酸とはどういうものか?
おもに筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラーゲンなど、カラダの重要な組織をつくっています。 このたんぱく質を構成している成分がアミノ酸です。
必須アミノ酸はどれか?
必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、非必須アミノ酸はチロシン、システイン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、グルタミン酸、グルタミン、プロリン、グリシン、アラニン、アルギニンとなります。
必須アミノ酸 何から?
分岐鎖アミノ酸(BCAA)をとることも大切です 必須アミノ酸の中でも、筋肉の保持や増量に最も重要な役割をしているのが、分岐鎖アミノ酸(BCAA:バリン、ロイシン、イソロイシン)です。 BCAA は良質なたんぱく質の中でも、まぐろ、かつお、あじ、サンマ、牛肉、鶏肉、卵、大豆、高野豆腐、チーズなどに多く含まれています。
アミノ酸が不足するとどうなるの?
セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質も、たんぱく質を構成するアミノ酸からつくられています。 そのため、たんぱく質が不足すると神経伝達物質の働きも鈍り、集中力ややる気の低下につながります。