"アリの巣(す)は、基本的に下にのびた通り道と、横に少しふくらんだはばの広い部屋からできています。 巣の中のようすを知るには、まず、道を見失わないように、巣のあなに、細い草などをさしこんで、土を静かにほっていきます。
アリはなぜ 巣に戻れるのか?
そして、周りの景色などを目印にして巣に帰ることができるアリもいる。 また、昆虫は人間には見えない偏光という光を見ることができる。 この能力のおかげで太陽のある方角がわかるので、それも巣に帰るときに役に立っている。 さらに、巣から何歩歩いたかを覚えていて、巣までのだいたいの距離がわかるアリもいる。
アリの巣 どうする?
蟻の巣をすぐに退治する方法 巣の中に殺虫剤を散布する蟻の巣に市販のスプレー剤や液剤を散布すると、すぐに駆除することができます。 熱湯を巣にそそぐ蟻は昆虫のため熱に弱いので、市販のスプレーなどがない場合は熱湯を巣にそそぐことでも退治はできます。
アリの巣はどうやってできるのか?
アリの親戚(しんせき)の、ハチの仲間にも、子育て用の巣をつくるものがいて、木のすじや粘土(ねんど)のようなどろをかじり取って、つばをまぜて巣をつくっています。 アリも、同じように、土をあごでかじり取り、土の中にトンネルをほっているのです。 アリの巣は、地面の中につくったあなであるため、なかなかこわれることはありません。
アリの巣 塞ぐとどうなる?
雨が降ると巣の入り口をふさぐ アリのこうした行動から、「アリが巣の入り口をふさぐと雨が降る」や「蟻は五日の雨を知る」といったことわざも生まれています。