また、アニサキスの虫体が確認できなくても、魚体中にアニサキスのタンパク質がコンタミネーション【※6】している可能性があります。 アニサキスアレルギーはアニサキスの .
アニサキスアレルギーの原因となるタンパク質はどれですか?
アレルゲンとなるアニサキスのタンパク質は、20種類弱と言われています。 患者さん個々で、アレルギーの原因となっている感作されたアレルゲンの種類は異なっており、それらを保険診療で一人ひとり調べることはできません。 アレルギーになった時に、「魚からアニサキス(虫そのもの)を取り除けば食べてもいいのでは? 」くらいに思っていたのですが……。 お医者さんに、「魚体にアニサキスの虫体が見られなくても、体液などが残っている可能性があるから、魚介類は食べてはいけない」と言われて、当時の私は絶望してしまいました。 そこがアニサキスアレルギーのつらいところですよね。 アニサキスアレルギーの厄介な点は、すべての魚介類に注意する必要があることだと話す鈴木先生。
アニサキスアレルギーの場合、海産物を負荷することはできますか?
ただ、アニサキスアレルギーの場合、(1)アニサキスを負荷することの倫理面の問題、(2)衛生面の問題、がクリアになっておらず、また(3)安全に負荷する手法の研究が進んでおらず、負荷テストが開発できていないのです。 今のところ患者にできるのは、徹底的に海産物を避けることくらいなのですね……。 食事以外の面で、鈴木先生が患者さんにアドバイスしていることはありますか? 魚の調理ですね。 たとえば、素手で魚を触る場合、アニサキスのアレルゲンが皮膚に直接触れる可能性があります。 こういった作業は避けましょう。 皮膚からも曝露してしまう、ということでしょうか? おっしゃる通りです。 口からの摂取を避けていても、皮膚や粘膜を通して、アレルゲンの曝露が継続される可能性があります。
アニサキスアレルギーが世間に広がりますか?
そもそも、アニサキスアレルギーがもっと世間に広く知られることで、飲食店に魚介類由来の素材を使わないメニューが増えたら、患者さんたちのQOL(Quarity of Life)はどんどん上がっていくはずです。 そうですね。 そんな未来を心待ちにしています。
アニサキスアレルギーは魚介類に反応しますか?
アニサキスアレルギーはアニサキスのタンパク質に抗体が反応する ため、患者は「アニサキス(のタンパク質)を含んでいる可能性のある魚介類」および「アニサキス(のタンパク質)を含む可能性のある魚介類の加工食品」すべてに注意を払わなくてはいけません。 すなわち、生きて蠢いているアニサキスが目の前にいなくとも、その亡骸(なきがら)やカケラがアレルゲンとなり、アニサキスアレルギーの患者に襲いかかります。
