放射能の強さを表す単位 すべてのものは小さな原子からできています。 原子の 中には、その中心にある原子核のバランスが悪く壊れや すい(不安定な)性質のものがあります。 これが放射性 物質です。 1ベクレルは、1秒間に1個の原子核が壊れる (このときに放射線が放出されます)ことを表します。
1ベクレル どのくらい?
被ばく量 に変換するための Cs-134(セシウム 134)の「変換係数」は、大人で 0.019µSv/Bq です。 つまり、1Bq(ベクレル)で、0.019µSv(マイクロシーベルト)の被ば く量であると計算できます。
1グレイ どれくらい?
放射線生物学の祖と言われるイギリスの物理学者であるルイス・ハロルド・グレイの名前に因んで、単位としてその名前が使われています。 グレイはジュール/キログラム(J/kg)とも表され、1グレイは物質1kgあたりに1ジュール(エネルギー量を表す単位)のエネルギーを放射線から受けたということを意味しています。
ベクレル 何の単位?
ベクレルは放射能の単位で、放射線を出す側に着目したものです。 土や食品、水道水等に含まれる放射性物質の量を表すときに使われ、ベクレルで表した数値が大きいほど、そこからたくさんの放射線が出ていることを意味します。 一方、シーベルトは人が受ける被ばく線量の単位で、放射線を受ける側、すなわち人体に対して用いられます。
GY どのくらい?
吸収線量:グレイ(Gy) 1Gyは物質1kg当り、1ジュールのエネルギー吸収を与える量です。 単位としてはグレイ単独よりその100万分の1を意味するマイクログレイ(μGy)、10億分の1を意味するナノグレイ(nGy)が通常よく使われます。