周術期に強化インスリン療法による血糖コントロールが必要になるのには、いくつか理由があります。 まず、高血糖状態が持続すると、免疫学的防御機構が低下し感染のリスクが上昇します。 高血糖による好中球の遊走能や貪食能の低下は、手術により発生する創部への感染リスクや創傷治癒遷延のきっかけとなります。 3 февр. 2017 г.
周術期 血糖管理 なぜ?
なぜ術前・術後は血糖コントロールが重要なの? 手術侵襲が血糖値を大きく変動させるためコントロールは重要です。 極端な高血糖・低血糖は「昏睡」を招き、術後高血糖は「創部感染」のリスクを高めます。
手術前 血糖コントロール なぜ?
糖尿病をもつ人では、高血糖による血流障害や白血球の機能低下などで免疫力が 落ちているため、手術後に感染症を併発したり傷が化膿したりするリスクが高く なります。 術前に良好な血糖管理をすることで、術中や術後に合併症を起こすリ スクを低下させることができます。
術前 血糖 なぜ?
手術の侵襲の程度にもよりますが、ストレスを感じるとすぐに放出されるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)や糖質コルチコイド(グルカゴン)などのホルモン分泌が亢進して、血糖は上昇しやすくなります。 術後は回復を早めるために、高カロリー輸液を投与することが多いです。
侵襲 高血糖 なぜ?
手術や麻酔の侵襲は体に大きな負担を与え、血糖値を上げる働きがあるアドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾールといったストレスホルモンが分泌されます。 また、インスリンは手術による炎症反応にて効きにくくなります。 そのため、肝臓での糖の合成やグリコーゲンの分解が促進され、血糖の上昇につながります。
