学校の朝礼などで「貧血になって倒れた」という話を聞いたことはありませんか? 今日のお話は その「貧血」についてではありません。 学校の朝礼などで倒れる貧血はいわゆる「脳貧血」あるい は「立ちくらみ」というもので、一過性に脳の血流が少なくなることによっておこるのですが、医 学的に言う「貧血」とはまったく別のものです。
朝礼 なぜ倒れる?
最も多いのは朝礼や満員電車などで長時間立っている場面。 人は長時間立っていると、血液が重力によって下半身に溜まっていく。 すると血液の循環を保つため、身体は心拍数を上げる。 体調が悪い時など迷走神経が過剰に反応し、心拍数を必要以上に下げることがあり失神してしまうことがある。
貧血気味の原因は?
血液を造るための造血細胞自体の異常や、ビタミンや鉄などの原料不足により赤血球の産生が低下することによって貧血になります。 原料不足の原因には、極端なダイエットや偏食、妊娠や授乳などによる需要の増加、生理、子宮筋腫などの婦人科疾患や胃潰瘍、胃がん、大腸がんなどの消化器系の疾患などによる慢性的な出血があげられます。
なぜ脳貧血になるのか?
「脳貧血」は、通称であり、正式には「起立性 低血圧」や「脳循環不全」ともいい、急に立ち上がったり、長時 間立っていることで、血液を脳に送るために必要な血圧が下がっ てしまうことにより起こります。 血圧が最大血圧:100∼110mmHg 以下、最小血圧:60mmHg 以下が低血圧の基準です。
満員電車 貧血 なぜ?
朝の通勤電車のたちくらみ その上、ダッシュして一時的に心臓の脈拍や血圧が上がった交感神経の緊張状態から、満員電車で身動きも取れず車内の温度、湿度が高い状態に放り込まれます。 そうすると急激に交感神経の緊張状態が解除されて手足の血管がひらき、血圧、脈拍が低下して、脱水があることもあって頭に十分な血がゆかなくなります。
