科学誌『サイエンス』で発表された、「2048年、海から魚がいなくなる」という衝撃的な論文によると、地球温暖化や漁業による乱獲、化学物質やプラスチックによる海洋汚染などがこのまま進めば、残り30年もしないうちに、食卓に並ぶ魚介類はほとんどが絶滅してしまうという。
なぜ魚がいなくなるのか?
プラスチック問題だけではない、漁業の問題 プラスチックゴミに加えて問題となっているのが、漁業における「乱獲」です。 必要以上の量の水産物を獲ってしまうと、資源は枯渇してしまい、自然が元来持っている再生力も奪ってしまいます。 人類の勝手な都合で、水産物を「獲りすぎる」乱獲は、海の生態系を壊す大きな問題です。
魚の取りすぎの現状は?
国連食糧農業機関(FAO)の発表では、世界の水産資源の3分の1が獲りすぎの状態(乱獲)で、漁獲枠に余裕があるのはわずか10%未満に留まっており、持続可能な水産資源に頼る世界の数千万人の生活を脅かしていると言われています。
魚の環境問題は?
生態系のバランスを崩してしまった海洋汚染 海洋ごみや化学物質、油などが原因で、大量の魚が死んだり、サイズが小さめだったり、産卵場所が確保できず量が減ってきています。 この状態が続くと、私たちの生活にも影響が現れます。 海洋生物が減少するということは漁業にも悪影響を与え、廃業せざるを得ない漁業者も出ています。
乱獲がなぜ起こるのか?
一つは、漁場汚染や埋め立てが進み、かつてのような資源が望めなくなったこと。 二つめは、輸入水産物が増大し国内水産業が負けたこと。
