がん細胞が過剰に炎症性サイトカインを放出すると、体全体に炎症が広がり、代謝機能が衰えて栄養の利用効率が悪化します。 さらに、体内のたんぱく質を分解する酵素の働きを促進させるため、全身の筋肉が落ちてしまい、痩せが起こると考えられています。
癌になると体重が減るのは何故?
がんになると、食欲不振や体重減少などが起こりますが、原因の一つにがん悪液質があります。 がん悪液質では主にがんがつくり出す「サイトカイン」という物質によって、たんぱく質、炭水化物、脂肪などの代謝に異常が起こります。 その結果、筋肉量や脂肪量が減少することで体重が減ってきます。
癌 どれくらい痩せる?
がんにかかると、おおよそ30~80%の人が痩せてしまうといわれています。 特に消化器がんや頭頸部のがんでは、おおよそ70~80%の高い確率で体重が減少すると考えられています。
癌 低栄養 なぜ?
通常、エネルギーの消費が大きくなり、飢餓状態になると、体力を温存するためセーブモードがかかり、エネルギーの消費が抑えられます。 しかし、がんがあると、飢餓状態になってもセーブモードがかからず、大量のエネルギーが消費され続けます。 この状態を放置しておくと、あっという間に、栄養障害が進み、やせ細ってしまいます。
膵臓癌 なぜ痩せる?
膵臓の周囲にはたくさんの神経が分布しているため、がんが浸潤(しんじゅん) すると神経を侵しやすく、そのため痛みも強くなります。 体重減少は特徴的な症状で、がん細胞の増殖によって悪液質(栄養不良のためやせて、衰弱した状態)や十二指腸への浸潤 、消化酵素の分泌低下、食欲減退など進行するとともに激しくなります。
