アンデス山脈は太陽の光が強く、年間降水量が平均100m以下と、一年を通じて乾燥した地域です。 今でもトマトが比較的乾燥を好む野菜なのは、このことが関係しているのでしょう。 このトマトはその後人間や鳥によってメキシコに運ばれ、その地ではやがて栽培されて食べられるようになったと言われています。
カゴメ なぜ トマト?
トマトを収穫するときの籠の目(かごのめ)が社名の由来です。
トマト いつから食べられるようになった?
食べものとして栽培され始めたのは明治に入ってからです。 明治時代に入って食べものと認められたものの、強いトマト臭が嫌われ、外国人用としてごく一部に作られ、なかなか一般にひろがりませんでした。 広く一般の人が食べるようになったのは、昭和に入ってからのことでした。
トマトはどうやってできたのか?
トマトの起源にはさまざまな説があります。 中でも有力なのはペルーで発祥したトマトが10世紀頃にメキシコに伝えられ、そこで栽培化されたという説。 メキシコから世界各地へ広まったトマトは当初観賞用として栽培されていました。 食べ物として栽培されるようになったのは、18世紀頃と言われています。
なぜトマトは一年中食べれるのか?
冬があたたかいので、少しの暖房(だんぼう)で、トマト栽培に合った温度を作ることができます。 お休みするのは、暑すぎる夏だけです。 あたたかい気候を生かして、長い期間、トマトを作る。 熊本の農家の人たちの工夫が、生産量日本一を支えていました。