妊娠中の初感染かどうかを診断するには、通常、母体血の特異的トキソプラズマ抗体価を調べます。 抗体には感染間もない時期にだけ陽性を示すIgM 抗体と、一度感染すると一生陽性を示すIgG抗体の2種類があります。 2つの抗体が陰性であれば感染はしていませんが、一方でこれから感染する可能性に注意が必要です。
トキソプラズマ 抗体あるかどうか?
検査の結果、IgG抗体(免疫)があれば、「陽性=トキソプラズマにこれまでに感染している」ということ。 「IgG抗体陰性」であれば妊娠中にトキソプラズマに感染する可能性があるので、後述する対策を取る必要があります。
トキソプラズマの検査 いつ?
妊娠中、初期および中~末期、もしくはトキソプラズマに曝露した可能性がある時期から2週間後に抗トキソプラズマ抗体(PHAまたはLA法)を測定し、ペア血清で4~8倍以上の抗体価上昇もしくは陽性化が認められれば初感染であると診断します。
トキソプラズマ 感染するとどうなる?
先天性トキソプラズマ症を発症した赤ちゃんは、目や脳、肝機能に障害が生じることがあります。 また、重症化すると流産や死産を引き起こす場合もあります。 ただ、感染が分かった後に「スピラマイシン」という保険適用の薬を服用すれば、おなかの赤ちゃんへの感染を減らし、重症度を軽減できることが分かっています。
トキソプラズマ どうやってうつる?
ヒトへの感染 トキソプラズマのヒトに対する感染は、加熱の不十分な食肉に含まれる組織シスト、あるいはネコ糞便に含まれるオーシストの経口的な摂取により生じる。 眼瞼結膜からも感染するが、空気感染、経皮感染はしない。 日本では主な感染源として従来豚肉が重要視されてきた。
