日本では、弥生時代の前期ごろ、中国の製鉄技術は、朝鮮半島の北部に伝えられていました。 そして、3世紀ごろには、朝鮮半島南部で生産された鉄が取引され、日本にも輸入されたのです。 それは、日本の弥生時代後期後半から古墳時代初めに当たります。
鉄はいつから?
鉄器時代の開始は、今からおよそ3200年前といわれます。 ちょうどヒッタイト帝国が終焉を迎え、古代オリエント世界は一気に青銅器時代から鉄器時代に入った時期でもあります。 産業革命以後、「鉄は国家なり」と各種産業の基盤となった鉄ですが、それを生産する技術は、偶然性と人類の創意工夫が折り重なって生まれたものだと思われます。
鉄製品 いつから?
日本列島に鉄器が現れるのは、よく知られるように弥生時代になってからです。 それから古墳時代前期にかけて特徴的な鉄製品に「板状鉄斧」あるいは「短冊形鉄斧」と呼ばれる道具があります。 朝鮮半島で鉄素材として作られたものを輸入してそのまま樹木の伐採などに使用していたのでしょう。
鉄 何年前?
4000年前、アナトリアで発明された鉄ほど人類の社会と文明に影響を与えた物質はない。
たたら いつから?
もっとも、弥生時代の日本には製鉄技術がなく、大陸から入ってきた鉄原料を加工する技術があるのみでした。 日本において本格的に製鉄が開始されたのは、5世紀から6世紀にかけて。 ここから、日本独自の鉄生産法である「たたら製鉄」への道が始まったのです。
