グルココルチコイドはインスリン拮抗ホルモンでもあり、肝臓での糖新生(蛋白質を糖に変換すること)を促したり、インスリンに対する感受性を低下させて末梢組織での糖利用を妨げる働きをもっています。 すなわち、ステロイド薬は血糖値を上昇させる作用をもつので、高血糖をきたし糖尿病を悪化させるおそれがあります。
ステロイド 血糖値 なぜ?
ステロイド薬の使用により発症する糖尿病をステロイド糖尿病といいます。 主に、ステロ イド薬のグルココルチコイド作用のため、肝臓での糖新生亢進、骨格筋や脂肪組織でのブド ウ糖取り込み低下によって血糖値が上昇します。 ステロイド薬によるインスリン分泌低下 やグルカゴン分泌亢進も関与している可能性があります。
ステロイド糖尿病 いつ?
また、ステロイド内服は通常朝されますので、昼から夕方にかけてのインスリン抵抗性が増し、昼に打つインスリン量が多くなる傾向があります。 ステロイド薬が糖代謝に及ぼす影響はインスリン抵抗性による食後高血糖のため、食後高血糖に対応したインスリン注射を行います。 基本的には速効型インスリンを毎食前に注射します。
ステロイド糖尿病は何型?
ステロイド糖尿病自体にはインスリン以外の抗糖尿病薬は基本的に保険適応が取れていません。 しかし、2型糖尿病にステロイドが投与されて悪化したケースは投与可能で、2型糖尿病同様に薬剤の特性を使い分けて投与されます。
プレドニン なぜ朝?
なぜでしょう? 通常、体内で作られるステロイドは、朝に多く分泌されています。 そこでステロイ ドの薬を飲む時も体の日内リズムに合わせて朝に多く服用するようにします。 あらかじめ予想される副作用を知り対策を立てておく ことで、副作用の予防・出現時は早く適切に対処する ことが出来ます。
