血液中のリンが過剰になると、リンがカルシウムと結合して血管の壁に 沈着する「血管石灰化」が徐々に進みます。 石灰化により、血管は狭くなったり、硬くなったりしていきます。 そのため、さまざまな病気の原因となります。 また、血液の流れが悪く なるためシャントにも影響します。
リンが高いのはなぜ?
リンは生命維持に欠かせないミネラルの一種です。 通常、血液中のリンの濃度(血清リン濃度)は腎臓の調節機能によって一定に保たれています。 しかし、腎機能が低下すると、リンが尿中に排泄されず、血液中に蓄積して「高リン血症」になります。 「高リン血症」になると、血液中のリンの影響によって副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
透析患者 リンが高いとどうなる?
このため、血管がボロボロになったり心臓に負担がかかったりして、心 不全・心筋梗塞になりやすくなります。 これが透析患者さんに心不全の人が多 い原因といわれています。 リンが高いと血管や心臓に石灰が沈着する! 異所性石灰化のなりやすさはカルシウム値とリン値の掛け算(カルシウム・ リン積)で決まります。
リンを多く含む食品は何ですか?
リンは、たんぱく質の多い食品に含まれています。 食材としては、肉(特にレバー)や魚、卵、乳製品(牛乳、チーズなど)が挙げられます。
透析 なぜリン制限?
なぜ、リンのコントロールが必要なのですか リンは体内のカルシウムと結合して、骨や歯を丈夫にします。 腎機能が衰えると、血中にリンがたまり、体はバランスを保つために骨からカルシウムを取り出すため、 骨がもろく弱くなります。 従って、リンの摂取量を減らすことが必要です。
