春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものです。 そのため、7種一緒に何かの祭祀などに使用されることはありません。 秋の七草の特徴は見て楽しめるだけではなく、薬用など実用的な草花として昔の日本人に親しまれたものが選ばれていることです。 7 янв. 2022 г.
秋の七草は食べられますか?
秋の七草は食べたり摘んだりするものではなく、観賞して季節を感じるためのもの。 よって、春の七草(七草粥)のように特別な行事はなく、秋の七草粥というものも存在しません。
秋の七草 桔梗 なぜ?
ではなぜキキョウが『秋の七草』に入ったかと言うと、キキョウの根に理由があると言われています。 キキョウは花の季節が終わり、地上の部分が枯れた秋から冬にかけての時期に、掘って根を取り出します。 その根を乾燥させてできる生薬が“桔梗根”で、この粉末は、鎮咳や鎮痛、解熱によく効き、冬の風邪の治療に欠かせない植物でした。
秋の七草はいつ食べるの?
そのため、「春の七草」のように粥にして食べることはなく、主に鑑賞用として秋の風情を楽しむためのものです。 旧暦の7月、8月、9月が秋ですので、「秋の七草」の鑑賞時期はこの頃で、現在の暦にあてはめると、9月中旬ごろから11月初旬ごろになります。
秋の七草 りんどう?
りんどうは秋の七草ではありませんが、疫病草(えやみぐさ)と呼ばれるほど薬効が高く、古来より親しまれている花のひとつ。 秋の山野草の代表格でもあります。