かゆみは、「引っ掻きたくなるような不快な感覚」と定義されますが、実は、かゆみは体(カラダ)を守る防衛反応のひとつなのです。 皮膚に異物が付いた際に、かゆみを感じることによって、異常が起きている場所を私たちに知らせ、その異物を掻いて取り除こうとする行動を起こすことから、かゆみは一種の生体防御反応であると考えられています。
人はなぜ痒いところをかくのか?
肌のかゆみは、何らかの刺激を受けることで、ヒスタミンなど「かゆみ物質」が細胞から放出されて、知覚神経の末端に伝わることで起こると考えられています。 「かゆみ物質」が放出される原因には、食べ物、衣類のこすれ、室温や湿度などさまざまなものがありますが、そのひとつが、肌をかくことによる刺激です。
なぜ痒いところをかくと気持ちいいのか?
そのときの脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って調べました。 その結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が強く反応することを世界で明らかにしました。 すなわち、報酬系の活性化が掻破による快感を引き起こす原因と考えられます。 これは世界で初めての発見です。
すね かゆい なぜ?
かゆみの原因で最も多いのが、乾燥によるものです。 中高年になると肌の保湿性が低下し、いわゆる「乾燥肌」になりやすいので、予防のためには日常のスキンケアが必要になります。 一般に皮脂が少ない場所ほど乾燥しやすく、例えば「すね(脛)がかさつく、ソックスがすぐに下がる」といったサインが出たら要注意です。
夜 痒い なぜ?
皮膚の温度が上昇すると、かゆみを伝達する神経の働きが活性化されます。 入浴したり、就寝時に布団に入ることで体が温まるので、夜にかゆくなるケースがあります。 また、寝るときには副交感神経が優位な状態になり、皮膚温度が上昇して、かゆみが起こりやすくなります。
