ナス科やウリ科、アブラナ科など特定の作物を、同じ場所で長年栽培していると生育が悪くなったり、枯れてしまったりすることがあります。 この現象を「連作障害」といいます。 この原因は前に作った野菜や使用した肥料により、土壌中の成分バランスの崩壊や病害虫の発生が主な理由です。 1 нояб. 2017 г.
連作するとどうなる?
毎年、同じ場所に同じ野菜(あるいは同じ科の野菜)を栽培することを連作といいます。 そうすると、その野菜を冒す病原菌や有害線虫(ネマトーダ)が多くなったり、土壌の中の養分が不足したりして、野菜の生育が悪くなります。
ナスは連作可能ですか?
特にナスは連作障害が出やすいです。 一見して同じ科とは思えない作物ですので、知らず知らずに連作となっていることが多いのです。 実がつきだすと負担がかかり、葉がしおれ、黄色くなり、元気がなくなり、死にはしないけれど悪い状態が続き、知らないで作って何年もすると重症化します。
じゃが芋連作するとどうなる?
同じ科の作物を育て続けていると当然、使用する肥料にも偏りが生まれます。 これにより土壌の微生物・養分などが限られてしまい、本来の状態から徐々に遠ざかっていきます。 そして、作物によい影響をもたらす養分の量が減ってしまうと、ジャガイモが健全に成長できなくなり、変形や収量の減少といった低質化を招くのです。
トマト 連作するとどうなる?
その野菜の病害の原因になる病原菌や害虫が多くなってしまいます。 「ホウ素」「鉄」「マンガン」などの不足(微量要素欠乏)が起こります。 その結果、生育不良、ネコブセンチュウの増加など病害が増えます。 トマトの場合、主な連作障害による病気は「青枯れ病」と「萎ちょう病」です。