本レクチャーシリーズでは、自己免疫疾患の病態をよりよく理解する上で必要となる免疫学の基礎知識について、解説して行く予定である。まず第一回目の今回は免疫寛容の .
免疫寛容とはどのような状態を指すか?
免疫寛容(めんえきかんよう、英語: immune tolerance / immunological tolerance)とは、特定抗原に対する特異的免疫反応の欠如あるいは抑制状態のことを指す。 免疫系は自己のMHC分子に抗原提示された自己の抗原ペプチドを認識しないようになっており、これを自己寛容という。
自己の細胞や成分に対して,免疫がはたらかない状態を何というか。?
ふつう, 自己の成分を抗原と認識するB細胞やT 細胞は成熟の過程で選別され,自ら死滅 して排除されたり,免疫反応が生じない ようになったりしています。 このように, ある抗原に対して,適応免疫の反応がみ られない状態を免疫寛容といいます。
何故自己免疫疾患になるのか?
自己免疫疾患の原因は、完全には明らかにされていません。 体内のタンパク質が変質して異物として認識されてしまうケースや、タンパク質の構造が似ているため誤って攻撃してしまうケース。 免疫機能そのものに、何らかの障害が起きているケースなどが考えられています。
ヘルパーT細胞 何を活性化?
ヘルパーT細胞の1種である「Th1細胞」が、樹状細胞が提示する抗原を認識して、サイトカインを産生し、そのサイトカインによって、マクロファージ、細胞傷害性T細胞(CTL)などの細胞が活性化されます。 活性化されたCTLやマクロファージは、低分子を分泌して、病原体に感染した異常細胞を攻撃・排除します。
