同じ場所で同じ作物を続けて栽培することを「連作」といい、やがて生産量が減少してくることがあります。 これを「連作障害」と言います。 連作障害は他にも、忌地、厭地、いや地、とも言われます。 その原因を大別すると、「土壌病害」「線虫害」「生理障害」の3つがあり、それぞれの症状と原因は、次のように考えられます。
連作障害はどのように起こりますか?
連作障害は農家を悩ませる大きなトラブルで、無策のまま栽培していると高確率で訪れる現象です。 土壌のバランスや作物のローテーションに注意して、対策を講じていきましょう。 同じ科の作物を同じ土地で作り続けていると、徐々に質が悪くなっていくことがあります。 これまでは見られなかった斑点が葉に現れたり、味が落ちたりする現象です。 また、収穫量が落ちてしまうこともあります。 こうした問題を総じて「連作障害」と呼びます。 連作障害の原因はさまざまですが、主に、連作によって土壌の養分が奪われると考えられています。 また、微生物や害虫が集まってくるので、病気が発生しやすくなります。
かつては「連作障害」という言葉が使われていましたか?
1950年代頃までは「いや地(忌地・いやち)」と呼ばれる事が多く、連作障害という言葉はあまり使われてきませんでしたが、近年においては農家だけではなく家庭菜園愛好者にも広く知られる言葉になったと思います(※)。 長年に渡って、その圃場で安定した野菜栽培をするためには、連作障害をいかに抑止できるかが重要となってきます。
連作障害の原因となる病害虫はありますか?
連作障害の原因となる病害虫の多くは酸素を必要としますが、水を張ると酸欠状態になるため、湛水は病害虫の駆除につながります。 作物を作らない時期に土壌を深く耕し、表層と深層を入れ替える「天地返し」や、消毒剤や太陽光による土壌消毒を行うのも効果的です。
